千曲市・坂城町の胃がん検診
実施期間(申込期限)
令和6年8月~10月(申込期限:令和6年10月4日)
検査当日の持ち物
- 千曲市胃内視鏡検査受診券/坂城町胃内視鏡検査受診券
- 胃がん検診票(内視鏡検査):あらかじめ記入をお願いします
- 同意書(事前に内容をご確認の上、ご署名ください)
- 健康保険証
- お薬手帳(お持ちの方)
- 検診料金(詳しくはこちら)
※特に千曲市胃内視鏡検査受診券/坂城町胃内視鏡検査受診券はお持ちいただけない場合には検査を承ることができませんので、必ずご持参ください。
対象者
今年度末時点で「50歳以上の偶数年齢」になる方
以下に当てはまる方は受診できません。
- 今年度、人間ドックや市の胃がん検診(バリウム)を受けた、または受ける予定の人
- 妊娠中あるいは妊娠の可能性がある
- 胃全摘手術後の人
- 胃の自覚症状がある、または胃疾患で受療中の人(ピロリ菌除菌中を含む)
- 疾患の種類にかかわらず入院中
以下に該当する方は、医師の判断により検査をお断りする事があります。
- 胃内視鏡検査に関するインフォームド・コンセントや同意書の取得ができない
- 咽頭、鼻腔などに重い疾患があり、内視鏡の挿入ができない
- 呼吸不全がある
- 急性心筋梗塞や重い不整脈などの心疾患がある
- 明らかな出血傾向またはその疑いがある
- 収縮期血圧が極めて高い人
- 全身の状態が悪く、胃内視鏡検査に耐えられないと判断される人
- 抗血栓薬で治療中の人
検診料金
料金 | |
---|---|
経口・経鼻の胃カメラ検査 | 4300円(自己負担額) |
鎮静剤使用の胃カメラ検査 |
4300円+5000円(自己負担額+鎮静剤使用料) |
※ 胃カメラ挿入時に医師の判断で組織の一部を採取する「生検」を行うことがあります。
その際には自己負担額の他に保険診療として別途費用が発生します。検診当日は必ず健康保険証を持参してください。
胃カメラ検査の種類
胃カメラ検査には、口から入れる「経口内視鏡検査」と、鼻から入れる「経鼻内視鏡検査」の2種類があります。どちらの検査を選んだらいいのか、また検査の際に鎮静剤を使った方がいいのかなど迷った経験がある方もいるかと思います。
下記に経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査、鎮静剤使用それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。
経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
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経口 |
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経鼻 |
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鎮静剤使用のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
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鎮静 |
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非鎮静 |
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当院としては、苦しい思いをしたくないという方や、以前の検診などで異常を指摘されて精密な検査が必要な方、より高精度で詳細な検査をご希望される方は鎮静剤を使用した経口内視鏡が望ましく、検査後に車の運転ができないと困る方は非鎮静下での経鼻内視鏡が望ましいかと考えています。
検査機器の進化により経鼻スコープ(細いスコープ)の画像解像度が以前よりも格段に上がっているため、非鎮静下での経口内視鏡検査のメリットは薄れてきています。
個人の体質などもありますので、最終的にはご予約の際にお電話でご相談の上、決定することをお勧めします。
当院の胃カメラ検査
経験豊富な内視鏡専門医が胃カメラ検査を行います
当院では、胃カメラの内視鏡検査を、経験豊富で高度な技術を持つ専門医が行っています。
最新の機器を使用することで、患者の不快感や苦痛を大幅に軽減し、短時間での検査が可能となっています。
麻酔により苦痛の少ない胃カメラ検査を実現
胃カメラ検査の際、できるだけ快適に受けていただけるよう、胃カメラを口から挿入する際には静脈麻酔を使用しています。静脈麻酔は、数千件以上の内視鏡検査を経験している専門医が鎮静剤を使用して行います。静脈麻酔をご希望の方は、お気軽に担当医にご相談ください。
仕事で忙しい方のために土曜日も検査可能
大腸カメラ検査や胃カメラ検査を受ける方々の中には、平日は仕事が忙しく通院の時間が取りにくいという方もいらっしゃるかと思います。そのため、当院では土曜日も検査を受けることが可能です。土曜日でも経験豊富な内視鏡専門医が対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
最新の内視鏡システムを導入することで患者様の負担を軽減
オリンパス社の医療機器内視鏡システム『EVIS X1』は、最新の技術を駆使した世界をリードする製品です。このシステムは、高い精度で迅速な検査を実現し、画像処理の能力にも優れています。特殊光やデジタルハイビジョン技術が搭載されており、画像の拡大によって小さな病変も見逃しません。
専門医の高度な技術と組み合わせることで、患者様の負担を最小限に抑えることができる最新の内視鏡検査システムです。
NBIの特殊光による観察や拡大などを使い分けることで高度な観察が可能
『EVIS X1』は観察に優れた内視鏡であり、NBI(ナローバンドイメージング)が装備されているため、細かい血管を詳細に観察することができます。この機能により、特定の領域を重点的に観察したり、気になる箇所を拡大して確認することが可能です。
これにより、疑わしい病変を見つけた際にも正確な診断が可能になります。特にがんの疑いがある場合には、質的診断や深達度診断を迅速に行うことができ、早期の治療計画を立てることができます。
検査後に休憩するためのリカバリースペースを完備
鎮静剤を使用した場合は鎮静剤が完全に抜けるまで休憩する必要があります。当院では、専用のリカバリールームをご用意しており、検査後はゆっくりとお休みいただけます。
ストレッチャーで寝たままリカバリールームへ移動
鎮静剤を使用すると、ウトウト眠ったような状態になりますので、検査後はストレッチャーに横になったままリカバリースペースにご案内します。
眠い状態で歩く必要はなく、そのままゆっくりとお休みいただけます。
胃カメラ検査の流れ
1予約と診察
胃カメラ検査は枠の空きがなくてはできないため、ご予約をお取りください。予約は電話でも可能であり、必ずしも事前にご来院頂く必要はありません。検査当日のみのご来院であれば、当日に問診を行ってからの検査となります。
ご注意
お薬手帳をお持ちであれば、診察時および検査時にご持参ください。
2検査前日
夕食も間食も、前日の夜8時までには済ませておいてください。夕食には、低繊維や低タンパクのものなどが適していて、おかゆや具のないスープなどにしておくことがお勧めです。
脱水症状にならないように水分は摂取しても問題ありませんが、水や薄いお茶などにしておき、炭酸やジュース、コーヒーなどは避けるようにしましょう。
3検査当日朝
検査当日の朝食は食べずに、検査後まで絶食してください。水分はジュースや炭酸などは避け、水か薄いお茶にしておきましょう。毎朝お薬を服用しているという方は、事前の診察で詳しくご説明させて頂きます。
よほどでなければ糖尿病などのお薬は、服薬を中止します。抗血栓薬(血をサラサラにする薬)の内服薬が1錠だけであれば服用が可能です。基本的には担当の医師と相談の上で服薬できるかどうかを確認することができるため、事前に診察を受けてから検査のご予約をして頂くことが望ましいです。
4来院
受付なども必要であるため、ご来院は検査予約時間の30分以上前にしておいてください。電話予約の場合は問診も必要になるため、早めに来て頂くほうが望ましいです。
検査で鎮静剤を希望されている方は、自家用車やバイク、自転車などのご自身で運転する乗り物は避け、ご家族に運転して頂くか、公共の交通機関を利用するようにしましょう。
5前処置
検査の前には、問診や前処置が必要となっています。特に鎮静剤をご希望されている場合は点滴で注入する必要があるため、検査直前に注入をします。
6検査
わずか5-10分程度で、検査は終了します。
7リカバリー
鎮静剤の注入を行った患者様は、検査後にリカバリースペースで自然に目が覚めるまでゆっくりお休み頂けます。鎮静剤が抜ける時間は個人差がありますが、約30〜60分程度です。
8検査結果
結果は千曲市・坂城町から後日郵送されます。組織片を採取して病理検査を行う必要がある場合は再度外来予約して頂き、後日検査結果をお伝えすることになります。